歯学生のひろば

歯学生のひろばDENTAL STUDENTS

歯学生

私たちの病院・診療所では、地域の皆さんとともに、親切でよい医療とは何かを常に考え、誰もが安心してかかれる医療を目指して活動しています。
患者さんの問題を解決するために、医師をはじめ、様々な職種が共同で取り組んでいるチーム医療もその特徴の一つです。

民医連の歯科

民医連歯科は、患者さん、地域に信頼される歯科事業所・歯科医療を目指します。
今、国民の歯科医療に対する要望には「必要なときに在宅で歯科治療を受けられるようにしてほしい」「治療内容などを詳しく説明してほしい」「夜間診療の拡大」「保険で良い歯科医療を受けたい」などがあります。
歯の健康は人の健康全体を支えていることが広く知られるようになるにつれて、歯科保健や予防にも関心が広がっています。 患者さん自らが口腔内の状況を知り、歯科治療だけではない手軽にできる虫歯、歯周病予防の取り組みなどを通じて、地域住民とともに歯科保健・予防の取り組みを行っています。

歯科訪問診療の分野では老健施設から在宅まで幅広く多くの患者さんを診療し、要介護老人の口腔ケア、歯周病予防などにも力を入れ、「8020」(80歳になっても20本の歯を!)実現に向けて取り組んでいます。

「かかりやすさ」のためには、患者さんの来院できる時間帯にあわせて、夜間診療の拡大、土曜日午後診療の実施、また、治療費のことなど、どんな相談にも耳を傾け、歯科治療だけではない心のケアにも力を入れ、いつでも、誰もがかかりやすい歯科の実現に向けて取り組んでいます。

  • なぜ「口腔崩壊」は減らないのか
  • 保険でより良い歯科医療を

卒後研修

群馬民医連では、2つの歯科診療所で研修プログラムを有しています。
プログラムの詳細は各診療所ホームページよりご確認ください。

民医連歯科の卒後研修の優れた特徴

  • ①患者さんや地域住民の立場に立って医療を提供する視点と考え方を身につける
  • ②歯科衛生士・歯科技工士・歯科事務・歯科医師の各専職種間のチームワーク医療のあり方を学び身につける
  • ③医科及び介護福祉部門との連携の基礎を学ぶ

また学ぶ場として、県連内の全職員が集う学術集談会、歯科医師が集う歯科医師合宿、また関東地協や全国の行事に参加することができます。

歯科医師合宿の様子

県内4歯科事業所で働く歯科医師が集まり毎年1泊2日の歯科医師合宿を開催しています。
1日目の学習講演会では多方面で活躍されている方々から学んでいます。
2日目は、各歯科医師が一年間取り組んできた症例を発表しています。若手歯科医師にとってはとても緊張するようですが、ここで得るものは大きいです。

その他、中堅歯科医師会議が主体となり中堅歯科医師技術研修会の開催、歯科分野の職員(歯科衛生士・技工士、事務を含む)の取組を報告しあう歯科活動交流集会を開催しています。

歯科医師合宿風景

実習・見学のご案内

実習・見学は随時募集しています。
ご希望される方は「お問い合わせ」よりご連絡ください。

お問い合わせはこちら

奨学金制度

歯科医師合宿に参加いただいて、歯科医師と交流しています。また全日本民医連奨学生交流会に参加して、全国の歯学生奨学生とも交流することができます。

奨学金のご案内

歯学生へのメッセージ

大塚 寛晃
生協みなかみ歯科
大塚 寛晃
[出身大学]
日本大学松戸歯学部 2015年卒

他県・外部での臨床研修を経て生まれ育った地元の医療に貢献したくて就職をしましたが、ここで研修をしたかった・・・と後悔するくらい民医連の診療所で一年研修した同期と差がでます。
民医連の診療所は地域に根ざす医療を目指しており患者数が多く症例が豊富なため、一年が経つ頃には基本的な治療を一通り習得できます。
様々な経験年数の先輩歯科医師がいるため、超基礎的な事から応用・難症例まで何でも教えてくれます。また保険診療が主となっており、器具などに左右されずに治療ができる技術を身につけられます。
研修後は一歯科医師として働かなくてはならないからこそ研修施設は重要です。ここでの経験は間違いなく歯科医師人生の良い糧となるはずです。
私も入職後は先輩方の指導を受けながら歯周外科治療や歯の再植など歯を残したい患者様の要望に応えられる様に努力しています。

神村 章平
はるな生協歯科診療所
神村 章平

自分が習得した歯科医療の知識や技術を一方的に提供するのではなく、患者さんや地域の組合員さんと共に「医療」について考え、地域社会から求められる医療をつくっていくことに大きなやりがいを感じています。
「よく噛めるようになったよ」と声を掛けて頂いた時には、患者さんと一緒に歩む喜びを感じると同時に、これで良かったんだと確信します。
治療を必要とする全ての人に歯科医療を届けたい想いで日常診療に携わっていますが、特に訪問診療では地域包括ケアの中で多職種と連携して歯科治療を進めていく必要があります。その点では同じ法人内に病院や介護施設などがあり、連携スキルを学ぶ環境にも恵まれています。
従来からの補綴や歯周治療、インプラント、訪問診療などに加えて、医科と連携して周術期口腔機能管理や睡眠時無呼吸症候群の患者さんへの対応にも取り組んでいます。
華やかではありませんが、これからの時代に社会から求められる歯科医師になるための実力はつけられると期待しています。